14話 「彼女と合コン」

14話 「彼女と合コン」

彼女と合コンは緊張し過ぎて不眠

復縁工作に多くの出費を重ねたフルタ、、、。
しかし、ようやく報われるときがきたのだ笑
ようやく、業者が正真正銘の復縁工作をしてくれた!
なんと、彼女を誘い合コンに誘ってくれたのである。

 

合コン前に、ファションコーディネーターと服屋に行って、フルタが最も好印象になる服を選んでもらう。
紹介された美容室に同行してくれて、髪型も相談する。

 

この時私は今まで挑戦したことのない服装と髪型であり、まさに別人になっていた。
転生して生まれかわったのだ!

 

彼女に悪い印象を与えずに好印象を与えるために、30分ロープレもした。

 

まさに、準備万は万全だ!!

 

そして、頭の中でイメトレしながらベットで横になった。

合コン当日復縁合コン祭開始

彼女と合コン開始

 

合コン前日は一睡も出来なかった。
なんといっても、

 

今まで一声も掛けれることが出来なかった元彼女と話せる!!

 

そのチャンスがめぐってきたんだから当然だ!
出かける前に、

 

ブレスケアで口臭を何度も消し、制汗スプレーで匂いを抑える。
そして、彼女が「良い香り」といってくれた香水を適度につけた。

 

外出前に何度も鏡で容姿をチェックし、家を出た。

 

合コン前に、業者と最終打つ合わせをした。
合コン開始より2時間早く集合。

 

復縁業者も既に会場に居て、

 

「フルタさんを皆で持ち上げますので安心してください」

 

という業者の言葉は今でも覚えている。
その時は、とても心強く感じた。

合コンの流れ!

 

業者女性、彼女、バイト先の女性が3人がバイト終わりに合コンにくると流れ。
なので、3人は一緒にくる予定です。
フルタと復縁業者2人は前もって個室で待機していた。

 

待ち合わせ時間がきた。

 

とこ。とこ。とこ。

 

彼女は業者女性と話ながらこちらに向かってきた。
フルタは緊張して目を向ける事が出来なかった。

 

そして、彼女がテーブルの前に現れた。
フルタは恐る恐る、顔を上げると、

 

彼女と目と目が合う。
そして、一瞬大きく驚きを感じて、すぐに目を逸らした。
自然な感じで会話するロープレ練習をしたが、思うように出来なかった。。、

 

私の鼓動は激しく何もしゃべれなかった。
けれども、何か、何かしゃべらないと、、、、、。

 

業者にも自然に振舞えと教わったので、平常心を保っていると自己暗示しながら、

 

「あれ、○○(彼女)じゃん!めちゃ偶然じゃん!!」

 

と出来るだけ自然な感じで話した。

 

彼女も

 

「久しぶり」

 

と返してきてくれた。

 

この瞬間、男性2人の業者と、女性が上手に盛り上げてくれたおかげで、気まずい雰囲気は一切ない。
むしろ、運命の出会いを装ってくれてかえって盛り上がった!

 

「彼氏できた?」

 

などと、何気ない会話をした。
彼女は、バツが悪い感じを出したが、復縁業者の女性が上手にフォローして、

 

彼氏探してるから合コンに来ているんだよ!
フルタさんと、○○(彼女)ちゃんは、なんで別れたの?
めちゃお似合いじゃん(*^^*)

 

女性の復縁女性は、フルタを思いっきりプッシュしてくれた!

 

シュミレーションでは、ここから復縁の話を少しづつする手はずだったが、思うような展開にはならない。
本来であれば、ここで良い感じになる予定でした。

 

復縁が修復すると踏んだ理由

 

復縁業者の女性によると、

 

フルタは別に嫌いではないが、好きでもない。

 

という感じだったらしい。
しかし、新しく出来た彼氏の4股騒動が起きて、彼氏に幻滅。

 

前の彼氏の方が一途で、良かったんじゃない?

 

なんて、復縁業者女がフォローを入れたら、彼女も納得していたらしい。
なので、この合コンがキッカケで、復縁できる可能性は大いにあると思われていた。。

 

しかし、収穫も大きい。
音信不通だった関係から、話ができたのだから。
また、復縁業者の計らいによって、元彼女の新しい連絡先もGET出来た!
当時は彼女と普通に話せることだけで嬉しく、一時的に初めて業者に感謝した。

 

今後は、復縁修復だけですね!
なんて、言われて合コンは終わった。

 

しかし、後日幸せから絶望に変わった。

 

合コンの成功報酬を請求される

復縁による成功報酬の請求

 

後日、業者が成功報酬として20万の請求をしてきた。

 

復縁出来ていないのに、成功??

 

私は頭が真っ青なった。

 

復縁業者は、

 

何を行っているんですか?
今回のプロジェクト(合コン)は大成功でしたよ!

 

確かに、失敗だとは思わないけれど、、、、、。
この時、彼女のことよりお金のことで悩まされていた。

 

既に数百万のお金が失われていたのだから、、、。

 

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