7話 「手紙」

手紙で復縁工作

 

私は、復縁の道が大きく狭まり絶望していた。
なぜなら、復縁をアプローチする手段を大きく失ってしまったからだ!

 

・電話をかけ続けて、彼女から着拒否にされてしまう
・メールを送り続けたが返事なしand受信拒否

 

私は、2つの有力なアプローチ方法を失ってしまった!

 

連絡する手段がない。
私には、彼女に電話することもメールすることも出来なくなってしまった、、、。

 

相手に、私の気持ちを分かってもらいたい!
私を裏切らないでほしい! 

 

そんな気持ちが浮かぶ。

 

他に手段はないのか。。。。

 

手段はないのか?

 

フルタは真剣に彼女にアクションできる方法を考える!

 

友人関係の知り合いを当たって見てはどうだろう?

 

しかし、共通の知人は存在しない。
彼女の女友達とは面識はあるが、連絡先は知らない。
仮に知っていても、こちら側の味方になってくれるとは思えない。

 

唯一彼女と接触できる方法を知っている。

 

そう、

 

私は彼女の家は知っている!

 

 

後は直接彼女に会って話すか、手紙を書くしかないと自分の中で解釈した。
この2つの選択から私は、「手紙」を書いて彼女の家に直接届けるという、無謀な作戦を計画した。

 

彼女を家で待つという行為は、流石にこの時点でもリスキーだと感じた。
ストーカーという言葉が流行りだしていた時期だからだ!

 

ということで、選択として、「手紙」しかないと思った。

復縁のために手紙を送る!

イオンモールで復縁のための手紙を買いに行く

 

まず、便箋を購入するため、イオンに向かった。
便箋は、彼女の好きなキャラクターのものを使い、少しでも好感度を上げようと思った。
キャラクターは、サンリオのキキララというキャラです!

 

キキララの便箋を買う!

 

私は字を書くのが大変苦手で、とても下手くそです。
当初は、パソコンで文書を作成しようかとも思ったが、せっかくならば手書きの方がいい。
そう思い、下手くそな字で、何度も書き直した。
その手紙を完成させるのに、5時間以上費やした。

 

手紙の内容は、500文字程度で、長すぎず短すぎずを意識し、思いをまとめた。

 

「この手紙を読んでくれれば、彼女も気が変わるに違いない」 

 

そういう感情に浸りながら、翌日彼女の家ポストに手紙を入れたのだった。

 

しかし、その予想は見事に裏切られたのだった............。

 

あとがき

私のような同じ心境の人はほとんどいないと思いますが、この選択は無謀です。
女性の中には「ここまで思ってくれている男性はこの人しかいない」と思ってくれる人も0ではありません。
しかし、ほとんど無理といってもいいでしょう。
反応が良くなるよりも、引いてしまう確率の方が高いです。
この選択は彼女に不安を与え、復縁は遠ざけ、犯罪者にされてしまう可能性もあります。

 

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