私、フルタには付き合って2年の彼女が居た。
彼女とは何でも言い合える仲だったし、2年もすると彼女に対して特別な意識しなくなっていたのも事実だった。
あるとき、彼女がどうしても夢の国(ディズ
彼女とディズニーランドで別れてから、私は彼女の事で頭いっぱいになった。
しかしその一方で、内心少し頭にきていた。
今思うと自分勝手な考え方ではあるが、当時の私は謝らない彼女が許せなかったのである。
そんな思想がぐるぐるまわりいても立っても居られなくなった。
いつもの展開だと、彼女から謝罪のメールが届く、、、。
だけれど、今回はメールが中々届かない。
なんで、今回は彼女はメールをくれないんだろ!!
いつもは彼女から連絡が来るのを待っている。
しかし、いつもと違う展開に、フルタは携帯を手に取る。
そしてとうとう、彼女に電話してしまったのである。
「プルルル、、、、。」
彼女は20コールくらいで出た。
いつもなら5コール以内でで出るはずだ。
少し迷った挙句出たといった感じだろう。
私は(大人の対応として)必死に謝った。
しかし、彼女から復縁を望む話は聞けなかった。
「今は考えられない」
そう言われて私は発狂してしまった。
「なぜだ?」
と問いただすも明確な答えは返ってこず、同じ質問を何度を繰り返した。
そして、向こうから電話が切れた。
悲しみと同時に怒りや憎しみの感情も生まれた。
私は、理解に苦しんだ、そして絶望した。
何がいけなかったのか、全く理解できなかった。
ケンカは日常茶飯事だったし、最悪私が謝れば全てが解決すると勝手に思い込んでいた。
その日は一睡も出来なかった。
今にして思えば、彼女の耐えられる感情バケツが少しづつ蓄積していて、ついにあふれ出してしまったのだろう。
当時彼女の気持ちを感じ取ることが出来ていれば、少しは結果が変わっていたかもしれない。
しかし、そんな事は当時の俺では到底理解できなかった。