2話 「誤算」

誤算

 

帰りの電車の中では、頭にはきていたが冷静だった。
というのも、彼女からの謝罪の連絡がくると高をくくっていた所があったからである。

 

こんな単純な事で別れるなんて想定は1ミリも感じていない!

 

彼女と解散して家に到着した。
家に着き携帯を取り出すも、連絡の痕跡がない。

 

あれ。。。
まだ、彼女からメールが来ないのである!

 

早くメールよこせよ!!

 

怒りがまたこみ上げてきた。
連絡がないことに腹が立ってきたのです。

 

この体験談を見て、

 

フルタってなんでこんな上から目線なの???

 

こう思う人もいると思います。

 

実は、元々彼女の方から私の方に惹かれていたみたいで、私のほうが立場が上にいた状態だった。

 

だからかもしれない!
彼女と会っていると少し上から目線だったのかもしれない。
そんな、気持ちはこの時持ち合わせていなかったが、、、。

 

帰宅後、ディズニーランドに行ったからであろう、疲れて寝てしまった。
彼女と別れたという事実を忘れて、、、、。

 

朝は普通に起きた。
いつもどおり携帯に目をやるも、着信もメールもない。

 

いつもならば、携帯の青いランプが点灯していて、彼女からメールがきているはずなのに。

 

まだ怒っているのかよ、、。
めんどくせな。。

 

 

そんな思いをしたが、午後になってもメールが届くことがなかった。
こんな経験付き合ってから1度もなかった。

 

私は段々不安になってきた。
このまま別れるのではないかと。

 

今まで当たり前の存在だったので、彼女が居ない事が信じられなかったのである。

 

1日中彼女の事を考えてしまった。

 

俺がこんなにもメールを待っているのに、なぜ連絡が来ないのだろうと。
そして、いてもたってもいられずに彼女に電話することにした!

 

俺は、自分の携帯を電話を取り出した。

 

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